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執筆者の写真林登

令和7年度12月定例会一般質問

みなさんこんにちは! 小矢部市議会議員の林登です。


12月定例会の一般質問のテーマはこちら↓

  • シティプロモーション事業について

  • 自治体DXについて

  • 石動駅周辺の空間利活用について

以上の3項目になります。


動画はこちらからご覧ください。

議事録で読みたい方は以下よりどうぞ。



○4番(林  登君)

 会派未来共創の林です。

 12月定例会において通告に従い、一問一答形式にて質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。

 初めに、シティプロモーション事業について質問をいたします。

 本市のシティプロモーション戦略プランは、令和2年度から令和6年度までの5か年の計画であります。本年が計画の最終年度になるわけですが、シティプロモーション事業の5か年の成果についてお伺いいたします。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


〔企画政務部長 吉田基宏君登壇〕


○企画政務部長(吉田基宏君)

 シティプロモーション事業につきましては、戦略プランに基づき、農業体験、移住体験ツアーの実施、SNSによる情報発信、市PR動画の作成、広報おやべでの市内事業所の紹介、首都圏でのプロモーションイベントの実施など、これらの事業を行ってまいりました。

 議員お尋ねの成果につきましては、戦略プランにおける目標指標として、個人のふるさと納税申込み件数、市に愛着や誇りを持っている市民の割合、OYABEふるさと通信局の登録者数、小矢部市公式ライター登録者数、これらを設定しているところです。

 これらの目標指標に対し、令和5年度までの実績では、個人のふるさと納税申込件数及びOYABEふるさと通信局の登録者数については、目標値を上回っておりますが、市に愛着を持っている市民の割合については目標値を下回っているところです。

 なお、目標指標のうち、小矢部市公式ライター登録者数については、現在までに公式ライター制度の運用には至っていないという状況であります。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 成果指標自体がそもそもその設定で評価できるのかという疑問のところはあるんですが、中では達成しているものもあれば、公式ライターというものはそもそも動いていないものもあります。

 この5か年をしっかり振り返り、反省すべき点は反省し、評価できる点は評価し、しっかり見直しをすることで、効果的な事業構築が今後可能だと考えますが、令和7年度以降はどのようにこのシティプロモーション事業を展開されるお考えでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 現行のシティプロモーション戦略プランの計画期間が本年度末をもって終了することから、現在、その改定作業を行っているところであります。

 改定に当たりましては、現行プランの基本方針や目標は維持しつつ、これまでの事業で達成できなかった目標指標を達成するための方策の見直しや適切な目標指標の設定を検討しているところであり、令和7年度以降はこれに沿った事業を進める予定としております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 しっかり見直しをしていただきたいと思います。

 私が考えるシティプロモーション事業の現段階の反省点としては、ターゲットの不明確さでないかと思っています。

 このシティプロモーション戦略プランの計画には、ターゲットを絞ることが大事だと書いておきながら、ターゲットを明確にせず、セグメントで示したものでありました。

 つまり、例えばターゲットは、首都圏在住の20代女性という具体的なところは今までの戦略計画には示されておらず、小矢部に移住したい人という大きな枠組みをターゲットとして示されていました。

 結果的にターゲットは不明瞭で、具体的に誰なのか、どこに行けばその人たちに会えるのかなど、具体的な事業構築の段階においても難しさを伴うことになったのではないかと思っています。

 なので、ターゲット設定が重要になってくると考えますが、令和7年度以降、例えば具体的に首都圏在住の本市の出身者で、バリバリ仕事を頑張っている女性をターゲットにするなど、そういったターゲットの再設定は考えていますでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 現行の戦略プランにおいては、主なターゲットとして定住したい人、これは小矢部市民、あとは移住したい人、これは市外在住者としているところでございます。

 ある程度の範囲をもってターゲット設定している理由は、実施する事業ごとに対象とするターゲットが異なることから、プラン全体としてこれらを網羅する枠組みで設定しているためであります。

 当然、議員ご指摘のとおり、ターゲットを的確に設定することがプロモーションに有効であるということは認識しておりますので、ターゲットの再設定については改定作業の中で検討してまいりたいというふうに考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 しっかり設定をしなければ、たくさん予算があって、何でも事業をたくさんできるんだという状況であれば、たくさんやればいいと思いますが、限られた予算の中で効果的に事業展開するときには、しっかり絞ったターゲットに対して効果が出るように予算や、また人的資源を絞って投入していかなければいけないと思いますので、そういった観点でしっかりターゲットの深堀り、再設定をしていただきたいと思います。

 それで、当会派の代表質問で嶋田議員から、ゴールドウインや名誉市民の西田東作氏の話がありました。小矢部市出身で東京、首都圏でご活躍の方が過去から現在までたくさんいらっしゃいます。

 私自身も高校を卒業した後、小矢部に帰らんと親に言い放って、当時憧れていた東京へ行きました。都内の大学へ在学中、私は様々な学外の活動に参加していたのですが、その中で県人会という団体に出会いました。

 富山県出身の若者でつくるアコイコという県人会や東京小矢部会という小矢部市の出身者が集まる県人会でありました。

 県人会に参加して感じたことは、首都圏に住みながらも小矢部というふるさとに対する愛が物すごくあることです。アコイコという県人会であれば、富山のほかの市町村に対する愛や富山愛がすごくあふれていました。

 18歳で上京した私は、富山や小矢部でお酒を飲んだりという経験はありませんでした。富山の酒はうまい、こんなお酒があるんだと教えられたのは、東京での県人会でした。

 東京小矢部会に行けば、今は市内で市民の方から様々なお話を聞くことはありますが、それとは少し違った感覚がありました。参加者は高齢の方が多いのですが、何か宝石箱から昔から持っている大切な宝物をそっと出して見せるように、若い私に幼少期を過ごしたふるさと小矢部の話をたくさんしてくださいました。18歳で小矢部を離れた私にとっては新しい感覚で衝撃を覚えました。

 私は28歳で小矢部市にUターンするのですが、県人会での経験はUターンすることの意思決定に大きな影響を与えていたと考えています。

 同じように富山県の県人会で出会った仲間、若い人たちも何人もUターンをしていきました。今年も1人、県人会で一緒に活動していた仲間が、これは富山市の方ですが、富山にUターンをするとしてきました。

 Uターンだけじゃなくて、大体そういう人たちは活動的でして、今、砺波のほうでも夫婦で移住された方は起業されていますし、奥さんのほうは地域の活動を精力的にされておりまして、よく新聞に載っていたりというのも目にしています。

 つまり、東京小矢部会、関西には近畿小矢部会がありますが、この県人会という組織を核に、シティプロモーション事業を展開することができれば、効果の高い事業になるのではないでしょうか。

 さらに首都圏においては名誉市民大谷米太郎と関係する企業や個人、名誉市民西田東作氏と関係する企業や個人、関西圏においては名誉市民大谷竹次郎と関係する企業や個人が存在しています。

 これら本市の先人のつながりに感謝をし、未来の小矢部のために今こそ本市出身者の力をお借りしながら、本市にしかできないシティプロモーション事業を令和7年度から進めていくべきだと考えますが、いかがお考えでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 先ほど答弁させていただきましたとおり、ターゲットを絞って事業を進めるためには、議員ご指摘のとおり、ふるさとへの思いを持ちながら首都圏などでご活躍の本市出身の方々や出身者団体あるいは本市に関係する企業等のご理解とご協力をいただくことは、大変効果的であるというふうに考えているところでありまして、シティプロモーションの戦略改定に際しましては、これらの方々との連携も視野に置きながら進めてまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 しっかりそういった皆さんを巻き込んでいただけるといいと思います。

 しかしながら、県人会はあくまでボランティア団体の域を超えませんので、本市からの支援や協力も引き続き必要になるかと思います。令和7年度は県人会への支援、協力を強化すべきだと考えますが、どのようにお考えでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 首都圏などにおいて活躍いただいております本市出身者で構成される団体等につきましては、先ほど答弁でも申しましたとおり、今後、シティプロモーション事業を進めていく上で重要な組織、団体であると認識しております。

 市及び団体等の双方においてメリットのある関係性を構築できるよう協議、検討してまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 しっかり協議していただきたいと思いますし、また、財政的な面でも、こういった団体は収入がほとんどありませんので、予算面でも支援すべきだと考えますが、その点は再度お伺いいたしますが、そういった資金面での協力についてはどのようにお考えでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 今ほどご提案いただきました市出身者等に関わる団体の方々、こういった方々といいますのは、まず小矢部出身であるという地縁でつながっている、一般的にいわれる関係人口を代表するものであるというふうに捉えております。

 それだけをもって本市のプロモーションに対する理解も十分いただける方々であるというふうに考えております。

 しかしながら、その一方で個人情報の保護等をはじめとする社会情勢の変遷から、都市部における市出身者同士のつながりを形成していくことが現在難しくなってきており、特に若い世代との関係構築が難しくなってきているというふうにこの団体等からは伺っておるところであります。

 このような状況を踏まえまして、単なるそういった予算措置、資金提供というものではなく、こういったシティプロモーションの事業を通じて、再度、市出身者とのネットワークを構築できるような仕組みづくりができないか、まずはそういったところから戦略の中で検討してまいりたいというふうに考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 もちろんそういったものも大事なので、中に入っていただいて、しっかり共にシティプロモーション事業に取り組んでいただく。また、市もしっかり一緒にやっていただきたいなと思います。

 資金面の協力、これもぜひ県人会の皆さんに意見も聞いていただきながら、必要に応じて支援していただけるとありがたいなと思っています。

 次の質問に移ります。

 次は、自治体DXについて質問をいたします。

 自治体DXやペーパーレス化、事あるごとに質問をしていますが、どこまでDXできるかによって、新庁舎建設に対する前提条件が変わってくるという意味で、重要な観点だと捉えて質問をしています。

 この議場におきましても皆さん、部長さんたちの机の上にはたくさんの紙の資料がいまだにあるわけであります。今、パソコンを持ち込まれるようになりまして少し姿は変わりましたが、ぜひこういった紙が少しでも減っていけばいいなと思っております。

 答弁する紙ぐらいは、私もタブレットよりも紙のほうが見やすいので、質問の原稿は紙で用意していますが、それ以外のものはなるべくなくしていくだとか、そういったことを私自身も議会の中でも取り組んでいきたいと思っているところであります。

 本市の自治体DXにおける現状の取組、成果についてお伺いいたします。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。

〔企画政務部長 吉田基宏君登壇〕


○企画政務部長(吉田基宏君)

 本市の自治体DXの取組につきましては、小矢部市デジタル化推進計画に基づき、行政手続における証明書交付や各種申請においてデジタル化を進めてきたところであり、マイナンバーカードを活用したコンビニ交付サービス、各種申請における電子申請サービスの導入、窓口等における手数料のキャッシュレス決済サービスを開始してきたところです。

 また、市の情報発信ツールの一つである市公式LINEのアカウントのメニューの充実や使いやすさの向上、利用者が必要に応じた情報を受信できるよう受信設定を可能とするなど、大幅なリニューアル等も実施し、市民サービスの充実を図ってきたところです。

 なお、成果としましては、本年度においては11月末現在でコンビニ交付サービスは2,319件、電子申請サービスは1,133件、窓口等でのキャッシュレス決済サービスは983件の利用があり、サービス導入後、着実に利用が増加しているところです。

 また、市公式LINEアカウントについては12月7日現在で3,920件の友達登録があり、リニューアル後、2,000件以上の増加がありました。

 また、各種会議等におけるペーパーレス化を検証するため、9月よりペーパーレス会議システムを試行導入するとともに、一部職員の業務端末のノートパソコン等への更新、電子計算室や特別会議室等の一部業務スペースの無線LAN化を図り、自席にこだわらない業務遂行についても実証事業として取り組んでいるところであります。

 今後とも計画的なDXの推進により、市民サービスの向上、業務効率化を図ってまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 取組、様々進めていただいていること、大変いいと思います。

 今ので確認したいんですが、例えばコンビニ交付の件数が二千数百件ありましたが、こういった件数のパーセント、数字だけ言われてもどれだけ使われているかという割合が分からないんですが、割合は分かりますでしょうか。

 どれぐらいのパーセントで、人が今まで使っていた分、何割がコンビニ交付に実際は切り替わっているイメージなのか分かれば、再度お尋ねいたします。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 コンビニ交付サービスの全体の証明書交付に対する割合に対するご質問だと思いますが、現在、手元のほうに全体の交付数を持ち合わせていませんので、割合については現段階ではお答えできない状況ではございます。ただ、着実に伸びておるというところは確認しておるというところです。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 ありがとうございます。

 今のように自治体DXやペーパーレス化の進捗具合が分かりやすい指標を持つべきだと考えています。進捗が分かりにくいんですね。今、件数だけ言われていても何割進んでいるのか、どれぐらいの方が使っていただいているのかというのが割合で分からないので、どこまで進捗していくのかというのが追っかけにくいなと思っているんですが、例えば県外のある自治体では、DXを進めたことで書類の印刷枚数が20%削減されたという事例もあります。

 別に全部、紙をなくせという話ではもちろんないわけですし、紙がいい場合ももちろんあるので、何でもかんでもペーパーレス化ということを言いたいわけではありません。誤解のないようにと思って言っておきます。

 本市でも実際に印刷枚数の削減につなげていくべきだと考えております。印刷枚数が削減されれば、コピー代やトナー代の支出が減少し、財源の有効活用につながると考えています。こういった支出も今、何百万円と金額があるのを聞いておりますが、その辺が20%削減されれば、20%、基本的には削減されると思います。これは全然小さい話じゃないと思っています。

 本市でいまだにペーパーレスが浸透していないのか、印刷枚数の削減や経費の削減にまでつながっていないと聞いておりますが、今後、一つの指標として目標数値を設定し、例えば今の印刷枚数の削減、支出金額の削減なのか、また、最初に言ったコンビニ交付を何%まで、100%になる必要はないと思うんですが、何%までコンビ交付してもらうとか、そういった具体的な指標を目標数値として設定すべきだと思いますが、こういった取組はしっかりされていますでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 総務部長 橋本信之君。

〔総務部長 橋本信之君登壇〕


○総務部長(橋本信之君)

 ペーパーレス化の目標設定につきましては、まず本市の現在の文書管理の見直しが必要と考えております。また、文書管理の在り方につきましては、新庁舎の整備に大きな影響を与えるものと考えており、そのためにどのような文書管理の在り方が望ましいか、現在検討している段階であります。

 今後、文書管理の在り方の見直しの中で、文書量の削減目標や印刷枚数の削減目標を設定することを検討してまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 早くやりましょうと言いたいです。令和10年には新庁舎に移るわけでして、私、冒頭に言いましたように新庁舎建設に対して、今、特別委員会でも様々、意見交換をしておりますが、具体的な今後、中の図面が上がってきたりとかそういった話になるんだと思います。

 そのときにやっぱり文書管理の在り方というのは前提になってくると思います。書庫はどれだけ必要かだとか、そういったことにも影響してくるのだと思っていますので、これは早めに進めておかなければいけないと思いますが、いつ頃にどういうスケジュール感で検討されて、いつまでに動いていくだとか、そういったイメージはございますでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 総務部長 橋本信之君。


○総務部長(橋本信之君)

 職員の意識改革がまず重要であるというふうに考えております。そのことで研修等も進めていく予定とはしておりますが、新庁舎供用開始が令和10年度に予定されています。その1年前までには文書管理の見直しを行って、体制づくりを進めていきたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 令和9年度にはしっかりと見直しをしていこうと。来年が令和7年、8年、9年と、もう少し1年ぐらい早くできないんですか。

 これはなるべく早めに進めたほうが、やはり印刷枚数が削減できれば、これは支出の縮減にもつながりますので、これは早いスケジュール感で進めていいと思いますが、令和9年までかかる何か理由があれば教えてください。


○議長(藤本雅明君)

 総務部長 橋本信之君。


○総務部長(橋本信之君)

 令和9年度には取り組みたいと今ほど答弁させていただきました。遅くとも令和9年度ということでありまして、先ほど申し上げました職員への意識改革、また、文書量の把握、そして配給年度の見直し等、見直す項目が結構多くございますから、そのあたりも含めて、遅くとも令和9年度には見直した形での取組ができればというふうに考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 たくさん取り組むことがあると。文書量の把握も正確にできていないんだと思います。なので、これはしっかりと文書量の把握もしなければいけませんし、そもそも文書管理という意味では、データ化して置いておけるものがどれだけあるのかだとか、前の一般質問のときにも、それにコストがかかるだとか職員の負担だとかいう話もありましたが、しっかりそこは進めていかなければ、本当に令和10年度の新庁舎に影響していきますので、旧態依然の新庁舎でそういった文書管理をしていてはいけませんし、しっかり支出があるわけですから、これは無駄な税金の支出にならないように効果的に文書管理すべきであります。

 これは早めに、本当に令和9年度を目指してですが、早めに意識改革もしていただきまして、改善、改革していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 このDXに関連しまして、市内の町内会長さんなどに結ネットの導入を本市ではどんどん町内会さんに勧めていますと。地震のときにもすごく情報の共有が早くてよかったんですよという話もお伺いいたしました。

 なので、市内の町内会長さんに導入しませんかと、まだ導入していない町内会さんに話を何件かしました。そうすると、そんなもん、うちの町内、高齢者ばかりやもんとかスマホを持っとっても電話しか使い方知らんわとか、そんなことを言われてしまい、私がどうにしてほしいと思って勧めたある町内会さんでは、今年度、導入の意思表示をしてもらえませんでした。

 つまり、デジタルデバイドの解消がされれば、本来は市民のためになるデジタルを活用した行政サービスも効果的に機能していくのだと考えています。

 デジタルデバイドの解消へ向けた取組が本当に大事だなというのを実感したわけでありますが、デジタルデバイドの解消へ向けた取組について、現状及び成果をお伺いいたします。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 市デジタル化推進計画においては、行政のデジタル化と社会のデジタル化、この実現を目指すこととしており、全ての市民がデジタル化の恩恵を受けられる地域社会の実現にはデジタルデバイド対策が非常に重要であると位置づけ、令和4年度より市民向けスマートフォン教室を開催してきたところであります。

 本年度は習熟度、テーマ等に基づき、3段階4講座を展開するとともに会場も市民交流プラザ、総合保健福祉センター、津沢コミュニティプラザの3会場に加え、希望により地区公民館でも開催をしており、希望者が参加しやすい開催に努めているところであり、11月末までに4講座、合計で18回開催し、延べ139名の方が参加されています。

 今後とも受講者のニーズに沿った開催に努め、本市におけるデジタルデバイド解消に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 市民スマートフォン教室を取り組んでいるということでありますが、そういった講座に来られる方は意識の高い方で、ある程度、自分で学ぼうと思って来られると思うんですが、そもそもスマートフォンなんて、別にそんなオンラインのサービス使わんでいいわと思っている、そういったことに関して意識の低い市民も多くいらっしゃると思いますが、そういったスマートフォン教室に来ていただけない、あんまり認識、意識が高くない方に対してはどのようにアプローチしていくのか、その辺は何かお考えはありますでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 現在実施しているデジタルデバイド対策のスマートフォン教室といいますのは、さきに申しましたように4段階で行っておると。じゃそのまず1段階はどのようなものかといいますと、まずはガラケーとスマホの違い、ここから始めております。

 そして、タッチや文字入力など、こういった基本操作の体験、そういったところから始めており、対象としては、スマホをお持ちでない人も対象として行っております。こういったことから、まずはこの講座、市が行う対策の講座について非常にハードルを低くしていると、こういったことをまず地区の皆さんにもお伝えした上で、どんな人からでも来ていただいて大丈夫ですよという形で開いておりますので、そういったことから地区の皆様、また参加する皆様も気軽に参加していただける環境というものをつくっているところであります。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 そういった内容も参加すれば分かると思うんですが、なかなか文面で書いてあっても、何のこっちゃという人も多いと思いますので、わざわざそんな足を運んでいかんなんかなという人も多いと思います。

 一つ、今、話を聞きながら思ったのですが、例えば各地区、町内でやられているいきいきサロンだとかそういった高齢の方が集まっている場に出向いていって、出前講座を行っていくみたいなことを積極的に行っていくみたいなお考えはないのでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 企画政務部長 吉田基宏君。


○企画政務部長(吉田基宏君)

 さきの答弁で申しましたように、スマホ教室につきましては、各地区や団体からご希望、ご要請があれば、幾らでも私ども出向いて、行いたいというふうに考えておりますので、また、そのような情報も今後、市報等で周知を図り、より一層の拡大に努めていきたいというふうに考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 これも周知しなければ、何をしようかといきいきサロンで企画をする人たちの目に触れなければ、なかなかやってもらえないと思いますので、しっかりそのところを広報や様々な場面で周知徹底していただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。

 そして、あったか子育て日本一を目指す本市においては、子育て支援もDXすることで利便性が向上し、結果的に本市の子育て支援の魅力向上や子育て中の親の負担軽減にもつながると思います。

 現在、市内の病児保育と一時預かり、こういったものは電話で問合せをしないと空き状況が分かりません。さらに電話をすると、担当者が不在で確認して折り返しますということもあります。

 結果的には午前中に電話をして、午後から折り返し電話が来て、対応ができませんと言われ、また次の場所を探して電話するという、そういうケースも実際あります。

 しかし、病児保育と一時預かり、これの予約受付状況がスマートフォンで見られるようになったり、スマホで予約申込みができれば、手間取ることはありません。

 病児保育は市内で1か所のみなので、定員がいっぱいで受入れできないという場合は、県内のほかの病児保育を探すことになります。

 これは最近、やっと県で連携してやれるということになりましたが、病児保育については、近隣他市と連携し、各市でオンライン予約ができる環境整備ができれば、格段に利便性が向上すると考えます。

 県では、病児保育の予約システム導入に対しても補助をしていますし、富山市、朝日町が既に導入をしています。あったか子育て日本一を目指すならば、本市もすぐに導入したらいいと考えます。

 病児保育と一時預かりともに、これは子供が寝た後、夜の時間やお昼寝している間にスマホで空き状況の確認や利用の申請、申込みができれば使い勝手が格段によくなります。ぜひ子育て支援のDX、デジタル化を進めてもらえないでしょうか。いかがでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 民生部長 森  通君。

〔民生部長 森  通君登壇〕


○民生部長(森  通君)

 本市では、病児・病後児保育事業を北陸中央病院内の小矢部にこにこ園に委託し、実施しており、一時預かり事業につきましては大谷こども園で実施しているほか、民間保育施設等、4か所においても実施されています。

 病児・病後児保育事業につきましては、県が連携調整を行い、令和6年7月から本市を含めた10市町で広域受入れを開始したところであり、オンライン申請のためのシステムの導入については、事業主体である北陸中央病院に対し、補助制度について情報提供を行い、導入を促してまいります。

 また、一時預かり事業につきましては、保育を必要としていない児童を一時的に預かるものであり、利用には要件の確認や利用承認が必要となるものでありますが、今後、利用申請につきましてはオンライン申請の実施を検討してまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 病児・病後児保育、これは北陸中央病院のところだけがやっても、今後、ぜひ促していただきたいんですが、どうしても施設の導入をしないと、施設が運用するわけでありまして、本市どうのという話にはならないんですが、促していただきたいのはもちろんです。

 ただ、北中だけじゃなくて、今、砺波市のほうに新しく病児保育を始めるという話もニュースでありました。近隣の市町村も一緒に、ぜひ連携してやっていただきたいなと思っています。そうすると、この一つのサイト上で同じように、北中は空いているかどうかだとか砺波のどこどこは空いているのかとか、高岡のどこどこは空いている、使えるのかということが分かります。

 小矢部市内の方でも砺波ぐらいなら大丈夫だとか、もしかしたら仕事でどっちみち高岡へ行くから、高岡のところで受入れできるなら、そっちのほうがいいわということがスマートフォンで、病児保育は1週間後使おうと思って、前もって計画できないわけでして、どうしても明日使わんな、あさって使わんなというときに使えるようにしたいわけですね。

 これが予約状況をしっかりスマホで、受入れが丸かバツかと見られれば、その後に電話して確認してもいいと思います。病児保育、うちでは砺波市や高岡市、近隣の市町村も含めて、これは一緒に取り組んでいきましょうよと、一緒に進めていきましょうよということをぜひ話をしていただきたいと思います。

 もう一点、一時預かりについては、もちろん確認というのは様々あると思いますが、少なくとも丸かバツか、空きがあるかないかだけでもどこかの段階で分かれば、じゃここはもうバツだから、大谷こども園はバツになっているから、予約埋まっているからほかのところに確認してみようというふうに一個、段階が上がっていけるので、そのほうが利便性としてはよくなると思うんですね。

 もちろん運用する面での、わざわざそれを入力しないといけない職員が要るとか、そんな課題はあるのかもしれませんが、あったか子育て日本一ということは、やっぱり少しでも利用者、親御さんにとっていい方向に向かって、そのために少し職員が頑張るということが必要だと思いますので、この二つですね。病児保育の広域の、もっと連携して取り組んでいこうよということと一時預かり、せめて丸かバツだけでも見られるように、これもシステムを何か入れないといけないと思いますが、そういったことはできないのか、再度お伺いいたします。


○議長(藤本雅明君)

 民生部長 森  通君。


○民生部長(森  通君)

 病児・病後児保育事業につきましては、本年の7月から県が中心となり、連携調整を行い、広域の受入れが始まったところでありますので、今後、これからこの事業が本格的に稼働するに当たりましては、今ほど議員が申されたようなシステムの導入については、また県のほうにも申していきたいというふうに考えております。

 また、一時預かり事業につきましては、繰り返しになりますが、保育を必要としていない児童を一時的に預かるものであり、預かりには利用の制限もございます。そのようなことから、やはり電話等での確認などはどうしても必要になるものでありますが、今後、利用申請につきましては、オンライン申請の実施を検討してまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 一時預かりは、丸かバツかだけでも分かればいいなと思うので、これは別にシステムを入れなくても、どこかのホームページ上で丸かバツか分かるだけでもいいと思うんですね。

 やり方によっては予算もそんなかからなかったりするでしょうし、要件の確認はもちろん、電話でもらうようにして電話で確認すればいいですが、その手前の空きがあるかないかだけでも分かればいいですし、それぞれの事業所では、園の何か事業があって、どうしてもそもそもこの日は受入れできませんよという日もあるので、何かそういう日でも分かればいいと思うんですよ。

 そういったものがホームページ上でもアップされていますよだとか、もしくはさっきから話があった小矢部市の公式LINEの中に何かボタンを押せば、そこに飛んで、そこで表示が出てくるとか、そんなことは可能だと思うんですが、丸かバツか、そもそも受入れをこの日はしていないよという日もあると思うんですね。

 この日は大きな事業、イベントがあるから、この園では今日受け入れられませんとか、その丸かバツかだけでも分かるようにすれば大分違うと思うんですが、それだけでも何か難しいんでしょうか。再度お伺いいたします。


○議長(藤本雅明君)

 民生部長 森  通君。


○民生部長(森  通君)

 一時預かり事業というものは、そもそも保育を必要としていない児童の方が急遽、何かご事情があった場合に預かるというものであります。

 公立保育所では大谷こども園のみで実施しているわけでありますので、保育所の現場の声も参考にしながら、その辺については調査研究してまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 ぜひそういった市民の声があるということで、何か使い勝手のいいものにしていただけたらと思います。

 一時預かりは急な用事があるということもあるんですが、それ以外にも、今言われているのはお母さんの休養にぜひ使ってくださいということもおっしゃっていると思いますので、そういった使い方もぜひしていただければいいですし、なので、前もって、1週間後、例えば法事とか何かしらの予定が、どうしても子供を預かってほしいというときには、早めに予約もできますし、どうしても明日急にというのももちろんあると思いますが、様々な場面で、いずれにしてもそういった受入れ状況が分かれば、市内に何か所もありますが、どこに連絡すればいいのか、そもそも受入れが可能か不可能かということが分かるだけでも違います。ぜひ取り組んでいただきたいと思いますし、大谷こども園だけではなくて、民間の保育所でやっているところも含めて、連携して取り組めるようなことができれば、一番いいなと思います。

 ぜひあったか子育て日本一を目指して、そういった細かいところも取り組んでいただけると、よりいいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、次の質問に移ります。

 最後ですが、石動駅周辺の空間利活用について質問をいたします。

 石動駅の新駅舎と南北自由通路は、平成30年11月27日に利用が開始され、先月で6年がたち、5周年を迎えました。

 そんな石動駅前において10月13日の日曜日に、小矢部青年会議所が石動まちフェスというイベントを開催しました。新しい駅舎ができてから初めての駅前を利用したイベントであったと思います。

 このイベントでは、利用率が低下した駐輪場でマルシェが開催されたり、市営駐車場内にキッチンカーや飲食店が出店していたり、北口の駅前広場では市長のタウンミーティングやバルーンアートのショーがあったり、図書館ではコラボ事業として、図書館開業5周年記念のクイズラリーが開催されるなど、日常、あまり活用されていない空間を使い、駅前の賑わい創出をしていました。

 当日は多くの親子連れが訪れており、図書館の来館者数は、開館以来の1日当たりの来館者数が過去最高を記録したと聞いております。駅前の空間をうまく利用することで、日常では見られない賑わいが創出されたことがよく分かります。

 しかし、現在では駐輪場や駅前広場でのイベント利用や市営駐車場内でキッチンカーの営業をするということは、そういった制度などはなく、民間企業や市民団体が活用することは難しいのが現状であります。

 そこで、キッチンカーなどの民間事業者が日常から駅前で営業できるような制度、こういったものを新たにつくることはできないのでしょうか。お伺いいたします。


○議長(藤本雅明君)

 市長 桜井森夫君。

〔市長 桜井森夫君登壇〕


○市長(桜井森夫君)

 本年10月13日に開催されました青年会議所さん主催のまちフェス、私も参加をさせていただきました。当日は天候にも非常に恵まれて、大きな賑わいの創出があったというふうに思っております。

 このイベント終了後に小矢部青年会議所さんからは、当日の来場者アンケートの結果や駅周辺の利活用について提案書をいただいたところでございます。

 その中でのアンケート結果では、当日のイベントで楽しかった内容として、キッチンカーやフリーマーケットの出店あるいは駅前広場内の歩行者スペースの飲食スペースとしての利用が上位、1位、2位を占めておりました。

 現状では、駅前広場の用途につきましては、ここは道路でございまして、道路法や道路交通法の規制を受けるほか、市営駐車場、駐輪場につきましてもそれぞれの用途がございますことから、キッチンカーやフリーマーケットの出店を認める制度は、今現在はございませんが、駅周辺の賑わい創出に非常に大きな効果があったというふうに認識もいたしておりますので、今後はその実現に向けて、警察署、それから関係機関とも協議を進めてまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 ありがとうございます。前に進められるように協議をされるということでありますので、しっかりその経過は見守りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 北口の駅前広場には、イベント当日はテーブルとベンチが置かれ、今、市長からも紹介がありましたが、テーブルにはパラソルが設置され、居心地いい空間がつくられており、多くの市民が飲食をしたりと賑わっていました。

 そこで、日常的にテーブルベンチを設置し、居心地のいい駅前広場をつくってはいかがでしょうか。また、イベントでは駅前広場に内蔵されたスピーカー、これを言うとみんな知らなかったと言われるですが、実は駅前の広場のところにスピーカーが内蔵されておりまして、そこから音楽が流され、居心地のいい空間づくりにつながっていたと感じました。

 せっかく6年前に整備したスピーカーですから、使わずに放置せず活用したらいいと思うんですが、こちらはいかがでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 市長 桜井森夫君。


○市長(桜井森夫君)

 これまで活用されておりませんでしたこのスピーカーにつきましては、そもそも再整備工事を行っておりました段階から、駅前広場におけるイベントなどの際に活用されることを想定して設置をしたものであります。

 このスピーカーの活用につきましては、イベント時の活用のほか、常時音楽を流すことにより駅前広場内の居心地のよい空間づくりになるものと考えております。

 今後、駅前広場におけるキッチンカーあるいはフリーマーケット出店の検討に合わせて、これもしっかりと効果的な活用ができるように検討してまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 ぜひお願いしたいと思います。

 そして、北口駅前の駐輪場、前からある駐輪場ですが、今の半分ほどあれば十分だと感じます。どんどん駅の南口のほうの駐輪場を使われる方が多くなってまいりました。

 駐輪場の一部をイベントスペースにするなど、有効活用されるようにほかの利用方法に一部のスペースは転換すべきだと考えますが、この点はいかがでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 市長 桜井森夫君。


○市長(桜井森夫君)

 駅前の駐輪場につきましては、駐輪可能の台数は350台であります。これが平成30年11月に南北自由通路が供用開始されて以来、実際の利用台数につきましては、平日の多い日でも半数に満たない程度の利用状況となっているところであります。

 10月13日のイベント時におきましては、フリーマーケットの出店会場として、自転車ラックを約半数撤去させていただきましたが、当日は駐輪台数が不足する状況になかったところでございます。

 したがいまして、これからはもう休日において別の用途で活用は可能であるというふうに思っておりますので、これも引き続き検討させていただきたいと思います。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 ありがとうございます。これらはなるべく早めにまた進めていただけるとより効果的に活用できる、そういったチャンスも増えていくんだと思いますので、ぜひ前向きによろしくお願いいたします。

 図書館とのコラボ事業も新しい取組だったと思っています。しかしながら、図書館の2階研修室などは、市民団体などへの貸出しは日常的にはしていらっしゃいません。少しもったいないなと思いました。

 営利目的はよくないかもしれませんが、市民団体などの非営利団体が図書館の2階研修室などを活用して、市民のためにイベントなどを行うことはどんどんやったらいいなと思っています。図書館職員が企画されなくても、新しい企画を外から持ってきて、図書館の活性化につながるかもしれないわけであります。

 新しい取組をすることで、図書館をふだん利用しない方にも来館していただけたり、図書館の可能性をより広げ、広く市民の利用を期待することができると考えます。

 図書館の研修室などをもっと活用していく、こういった仕組みづくりも取り組むべきだと考えますが、いかがでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 教育委員会事務局長 野澤正幸君。

〔教育委員会事務局長 野澤正幸君登壇〕


○教育委員会事務局長(野澤正幸君)

 図書館は図書館法におきまして、図書等の資料収集、公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーションなどに資することを目的とする施設とされており、図書館で行うイベントなどの事業につきましても読書会、研究会、鑑賞会、映写会、資料展示会などを主催し及びこれらの開催を奨励すると規定されているところであります。

 このことから、市民図書館は一般的な貸館施設と異なり、図書館法の趣旨に基づき事業を実施するものと認識しております。

 議員ご提案の外部からのイベントなどの企画の持込みにつきましても、その趣旨に照らしながら、実施の可否等を検討してまいりたいと考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 全くそのとおりでいいと思っています。図書館法に基づいてしっかり運営すべきですし、その趣旨から反するものは受け入れられなくていいと思っています。

 ただ、今、現状ではそういった窓口として、どんどん言ってきてくださいよというのがありませんので、なかなかそういう判断も、申込みをするみたいなこともなかなかできない体制だと思っています。

 なので、図書館法に合致した条件の中で、合致していればどんどん主体的に使ってくださいと。別に資料展示会だとか映写会でも何でもそうですが、そういった図書館法にのっとった利用をする上では、図書館が主催する必然性はないと思いますので、市民団体でそういった図書館を活用して、図書館のためになる事業をやるんだということであれば、どんどんやってもらえればいいと思うんです。

 図書館のほうも職員数が限られていますので、毎回毎回、そういった何か企画を増やしていくというのは、職員の人数からしても難しい現状があると思います。

 そこを打破していくためには、外からのそういった企画を持ち込んでもらって運営してもらう。これは図書館法にのっとっていれば何の問題もありませんでしょうし、すごくいいことだと思います。

 なので、これはただ言っていても持ち込んでくる人は少ないと思いますので、広くそれは周知をして、図書館法にのっとっている条件も周知をした上で、何か相談窓口みたいなものをオンラインで、フォームでもつくって、問合せフォームにそういうものもつくったりをし、図書館で気軽に相談してもらえればできるかもしれませんよというのはもっと言っていけばいいと思うんです。

 今の答弁だと消極的であんまり、話があれば、別に図書館法にのっとればいいけれどもというイメージ、印象を受けますが、もっと積極的に市民から企画を持ち込んでくださいよと、一緒にやりましょうよと、それでいいと思うんですが、そういった考えはないんでしょうか。


○議長(藤本雅明君)

 教育委員会事務局長 野澤正幸君。

○教育委員会事務局長(野澤正幸君)

 繰り返しの答弁になりますが、図書館法の趣旨に基づき、事業が実施できるものというふうに考えておりますし、各種ボランティアイベントも実際は実施されているところでありますので、議員申されるとおり、図書館でできる範囲でその趣旨に照らした事業につきましては、今後、図書館ならではの方法も含めまして、ホームページあたりにしっかりと図書館ではこういったような事業もできますよというようなことを明確に明示するような形で、市民に広くPRしてまいりたいというふうに考えております。


○議長(藤本雅明君)

 4番 林  登君。

〔4番 林  登君登壇〕


○4番(林  登君)

 しっかり図書館のホームページなり、図書館の中にそういった表記をしていただけると、興味のある人がいるかもしれない、いないかもしれませんが、それが1年に1組でも2組でもそういった人がいて、何かやってみようかなと思ってくれると市民参加も促すことができて、非常に私はそれぞれにウィン・ウィンでいいなと思っていますので、せっかくの図書館の活用をどんどん広げていけるといいなと思っていますので、ぜひそれはまた取組をしていただきたいと思います。広く周知をお願いいたします。

 本日は3項目について質問させていただきました。シティプロモーション事業については、無理にやる必要はないと私は思っています。

 なぜなら、それをやめたからといって市民にすぐ何かしらの影響があるわけではないと思いますので、効果的に進められないんであれば、無理に予算をかけてやる必要はないと考えています。

 しっかりと効果が出るように、そしてそれがまた市民の小矢部への愛の醸成にもつながるというふうに活用して、取り組んでいただけるといいなと思っています。

 小矢部出身で東京で頑張っている人がいるんだということを市民が知る、そういった機会もあれば、また市民も小矢部というのはいいなと思う機会にもつながると思いますので、これはしっかりどういうふうにシティプロモーション事業を来年度進めていくかによって、いろんなものが変わってくると思います。うまく活用して、効果を出していただきたいと期待をいたします。

 自治体DXについては、しっかり令和10年度の新庁舎供用開始を見据えて、令和9年度と言わず、なるべく早めに進めていかなければいけないと思いますので、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。

 駅周辺の空間利用については、今、前へ進めていこうという答弁を市長からいただきましたので、これもなるべく早めに進んでいくと、小矢部というのは賑わいがあっていいなとか、様々ないい効果につながっていくんだろうと思いますので、ぜひこれは形にしていただきたいなと思っていますし、図書館を含めて、石動駅前の周辺の魅力をしっかり上げていく、これが町の魅力、石動の町商店街の活性化にも、これはいずれ絶対つながると思いますので、そういった意味でもぜひ取組を進めていただきたいと思っております。

 また、こういったものが令和7年度予算に反映されることを期待し、お願いを申し上げまして、私の一般質問を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。


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